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第14章 オレだけのもの
カーテンから洩れる朝日で目を覚ます




オレの隣



オレの腕には…





昨日のままのアイルが

スースー寝息をたてている





なんとも表現し難い程

清々しい気分なオレは






アイルを起こさないように

そっと腕をぬいて先に起きることにした






…ありとあらゆる意味で気分は最高だ








朝食を用意するためにコンビニに行く



8月だから当たり前だが外は暑い







家に戻って簡単な朝食を作ってみたり…


柄にもないことをしながらアイルを待った






寝室のアイルの様子を見に行くが


まだ起きてないようだ







ベッドに両肘をついて


アイルの寝顔を眺めていた







丁度寝返りをうったアイルが

オレの方に体を向ける





つるつるしたほっぺを

指で軽くツンと触ってみる




・・・やわらかい(笑)









『…ん…~・・・』






しばらく眺めていた



…するとアイルの長いマツゲが
少し動いてゆっくりと目を開ける





ぼんやりとしたアイルが
少し目をこすって
ようやくオレを視界に捉えたようだ







『おはよ』



『ぉ…おはよう…』







答えたアイルの眠たそうな目が

だんだんパッチリとあいていく




…顔もだんだんと赤くして





オレと目の合ったアイルが
被っている布団を掴んで

更にくるまるように
ぐるっと反対を向いた











『~~~…』


















『アイル…?・・・オシリ出てるよ?』






(笑)
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