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第15章 託された思い
『…私は可愛がってもらった記憶しか
ないけど・・・

仕事…お弟子さんとかに叱るときは本当に
ものすっっごく厳しくて

こわい~ってなるんだけど…
なんだろう…おじいちゃんを
こわいって思えなかったんだよね…

私が、病院を継ぐ!って言って
勉強しはじめてからは

すごく喜んでくれる反面
その事には厳しくて

キツく叱られたことも
あったんだけど・・・

ん・・・何て言うかな…』






『…愛情深いんだ?』



『そう、それ

…怒るとあんなにおっかないのに
スタッフには本当に心から信頼されてて…
家族みたいで

好かれてて…なんでぇ?って
思ってたけど

私にも…その理由が
その頃わかってきてたの

〃愛留は泣くほど悔やんで
反省できる良い子だ〃

〃おじいちゃんの自慢のいい子だ!〃

って・・・

必ず成長するから
失敗を恐がらないで
頑張りなさい!…って

いっつも褒めてくれるの
お弟子さんとかにも…そうで

知らんフリが出来なくて
人情味があって

なのにものすごい不器用で…
テレ屋でねっ・・・たまに天然で…(笑)

中々感情を表に出さないんだよ?

初めておじいちゃんに会う人は
「無愛想~」とかって誤解する人も
少なくなかったけど…

気付くと仲良し
周りは人だらけ

もう…笑っちゃうなぁ、改めて思うと…』






アイルが目を輝かせて語るその人・・・




アイルが嬉しそうに語る
大好きな、亡きおじいさんは…


語られるその人柄は


全く…そのままと言って良い程



〃アイルそのもの〃




アイルその人…そのままだった。



人の受け継ぐものは

不思議で、素敵だ



かけがえのない、綺麗な絆(もの)を
オレはまたひとつ…
アイルに教えてもらった気がした
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