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Best name
第15章 託された思い
『聞きたくても聞けない…
スゲー話きけた
オレさ…色々アイルのこと
尊敬してるけど?
それ、もっと強くなったぜ?
…アイル、スゲーよ
一生かなわないわ…オレ』
『リョウキ…なに…言って…』
言っとくけど本音だぜアイル?
頬を赤くするアイルは
本当に
何を言ってるのかわからないようだった
『それにさ…じいちゃんに見せる顔がないって
言ったけど…ソレ、違うと思うぜ?』
『……でも…許してくれるかな…って』
『許すも何も…おじいさん、アイルをすごく
褒めて…誇りに思ってると思うよ
…きっと、ずっとアイルを待ってる…』
『うそ…どぉしてょ……グスッ』
『オレはアイルにうそつかない
~…オレが今、こうして立派につよく生きてる
アイルを…いつも隣で見てるからだ!
アイルは沢山の苦しい事から逃げずにめげずに
生きてきたろ?
…オレが知ってて
じいちゃんがわかんねーはずねぇだろ?
アイルの大好きなじぃちゃんがさ?
…ずっと…今も
見守ってくれてるんじゃないのか?
そゆもんだろ…きっと
アイル、よく頑張ったね
自慢の良い子だ!
って言ってるよ』
『りょぉきっ…』
アイルの目からポロポロと涙がおちる
『堂々と…顔みせておいで
これからは…ずっと…。な?』
『…っ。うんっ…』
しばらくアイルの背中をなでた
『アイル…きいてもいいか?』
『っグス… うん』
『後悔はなくても…〃恨んだ〃ことって…
ないのか?…人を…運命ってやつとか…も』
バカなことを…
と、思いつつも聞いてしまった
オレが知るだけでも
アイルが恨んでも不思議ではない人間は
複数いると思って
『…うん。ない』
アイルは何の迷いもなく答えた
オレは…どうしても聞きたかった事を聞いた
『……両親…は?』
『……どんな時でも
私は自分の意志で…選んで
進んで来たから、後悔とか…ないんだ
それがどんなに最悪のどん底でも…自分で…
決めてきた道だって思ってる
自分で選んで来たから
その中で
生きてきた中で出逢った人達が…
それが…どれほど理不尽に
…どんなにひどく
私を傷付けた人であっても…
例え私を捨てた親であっても…
感謝……は
出来ないかもしれないけど
…恨んだりはしていない』
『……』
スゲー話きけた
オレさ…色々アイルのこと
尊敬してるけど?
それ、もっと強くなったぜ?
…アイル、スゲーよ
一生かなわないわ…オレ』
『リョウキ…なに…言って…』
言っとくけど本音だぜアイル?
頬を赤くするアイルは
本当に
何を言ってるのかわからないようだった
『それにさ…じいちゃんに見せる顔がないって
言ったけど…ソレ、違うと思うぜ?』
『……でも…許してくれるかな…って』
『許すも何も…おじいさん、アイルをすごく
褒めて…誇りに思ってると思うよ
…きっと、ずっとアイルを待ってる…』
『うそ…どぉしてょ……グスッ』
『オレはアイルにうそつかない
~…オレが今、こうして立派につよく生きてる
アイルを…いつも隣で見てるからだ!
アイルは沢山の苦しい事から逃げずにめげずに
生きてきたろ?
…オレが知ってて
じいちゃんがわかんねーはずねぇだろ?
アイルの大好きなじぃちゃんがさ?
…ずっと…今も
見守ってくれてるんじゃないのか?
そゆもんだろ…きっと
アイル、よく頑張ったね
自慢の良い子だ!
って言ってるよ』
『りょぉきっ…』
アイルの目からポロポロと涙がおちる
『堂々と…顔みせておいで
これからは…ずっと…。な?』
『…っ。うんっ…』
しばらくアイルの背中をなでた
『アイル…きいてもいいか?』
『っグス… うん』
『後悔はなくても…〃恨んだ〃ことって…
ないのか?…人を…運命ってやつとか…も』
バカなことを…
と、思いつつも聞いてしまった
オレが知るだけでも
アイルが恨んでも不思議ではない人間は
複数いると思って
『…うん。ない』
アイルは何の迷いもなく答えた
オレは…どうしても聞きたかった事を聞いた
『……両親…は?』
『……どんな時でも
私は自分の意志で…選んで
進んで来たから、後悔とか…ないんだ
それがどんなに最悪のどん底でも…自分で…
決めてきた道だって思ってる
自分で選んで来たから
その中で
生きてきた中で出逢った人達が…
それが…どれほど理不尽に
…どんなにひどく
私を傷付けた人であっても…
例え私を捨てた親であっても…
感謝……は
出来ないかもしれないけど
…恨んだりはしていない』
『……』