この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第18章 過ちの代償…
アイルが
オレのスーツをハンガーに掛けながら
無邪気な顔で笑っている




『ふふっ…スーツ姿のリョウキ…
やっぱドキッとしちゃう

…あぁ・・・ホラ…お風呂、先入って?
シャワーでいいかな?』


『…~あぁ』



シャワーを浴びると心なしか
スッキリした気分になる



…アイルの部屋


アイルの匂いに包まれた部屋が…
とても心地良くて・・・おちつく



アイルが髪の毛を乾かす音が
奥から聞こえてくる


いつもの…シャンプーみたいな匂いと共に
ヒョコっと顔を出すアイル



『トナリ…座っていい?』

『?…あぁ』



ソファに並んで座る


テレビもつけずに…シンとする部屋



…気まずい?



チラッと目をやるとアイルがチラリと
オレを見上げている



別に哀れむでもなく…いつもの顔で




『~…なんか…ゴメンな。…オレ』


『いいの…。お仕事も、なんでも
気疲れだって多いでしょう?…
リョウキは、真面目でやさしいから…』






なんでだろう

心が・・・痛い





『…やめろよっ!!!』





『ぇっ…』

びくっと…アイルが少し肩を震わせた



『ぁ…』


『オレは・・・
お前の思ってるようやヤツじゃない
もっと・・・』




『…』

『…ごめん。オレ、どうかしてるわ…』





驚いて目を丸くしたアイルが

やわらかなまなざしに変わってオレを見る





『……だから?』






『え…』




『それが……なんだっていうの?』




『……』


『思ってる人とちがった…とか
別の一面だとか
まだ知らない一面だとか…

例えば…それが
だれにも言えない過去だったりとか……?

…そんなもの…大なり小なり
誰にだって…あっておかしくないじゃない
・・・人だもん』



『…アイル…お前…?』



〃まるで自分のことをさらけるみたいに…〃




『ふふっ…べつに~(笑)
そう言えば…いつか誰かが
あたしに言ってくれたっけなぁ…って

〃過去に何があったかも
何をしたかもどうだってイイ
聞かなくてもいいし
聞いたからって何も変わらない〃

・・・なんて
いつかあたしに言ってくれた人のコト…
思い出してただけ…』



屈託のない笑顔で…
頬杖ついたアイルが呟いた

少し・・・テレくさそうに
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ