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第19章 最後の雨
『ふふっ…知らなくてトーゼンかぁ

付き合ってたの、あたしとリョーキ
で…ヨリを戻そうと思うの

だから別れてもらえないかなって』




『は・・・?』




〃なに・・・この人・・・?〃







『ハッキリ言って…アナタ、
リョウキには不釣り合いだもん

あたし知ってるよ?アンタのこと…
アンタの・・・昔したことも』





『……』






『黙ってればわかんないもんだよねぇ?
人って見た目じゃわかんないわね

でも、うしろめたくないワケ?
犯罪者の分際でさ…?

それとも束の間の幸せごっこ?
直ぐに捨てられるよアンタ?』





アイルは表情ひとつかえない…



・・・ように
レナには見えていた



アイルは
まっすぐにレナをみていた

言わばレナの一人劇場のように
一方的に話し続けた



「リョーキはね…
つまんない一人の女じゃ満足なんかしないの

自由で奔放で、解放感が好きな人だから
泣かされた女なんか数えきれないよ?

アナタもすぐその一人になる
ましてや、地味で暗い子 じゃあねぇ~…」




『……』





『ちょっと…
黙ってないで何か言ったらどう?』





『…べつに・・・お話する事がないので』





『はぁ!?あんた
人をバカにしてんのっ!?』







レナがテーブルを叩いてまくし立てた

アイルにとっては表裏なく
素で出る言葉に

レナがカッと感情を高ぶらせる





『リョウ・・・彼の望む
彼の言ったことじゃない…

あなたが一人で言っていることなら
私は何も…お話することはありません』




アイルの言葉に
レナが益々眉をつり上げた




『フンっ、~どれ程の子なのかと思って
来てみればっ…

よりによってアンタみたいなっ…
それも前科持ちってさぁ!

…見た目によらず
厚かましいんだねアンタ?』





『……』







『なによ…それって・・・
リョーキは知ってるってコト?

ふん。…ぜ~んぶ受け入れてくれた彼に
もーゾッコン!!…って、こんなカンジ?

アッハハハハ~!自惚れると今に
痛い目みるよ~!?

…アイツ
そんな純情なオトコじゃないからぁ!!

ふぅ~~ん
なぁんにもしらないんだぁ?!』





レナが輪をかけてアイルを罵った
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