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Best name
第2章 ピュアな世界
全く話に入る気のないアイに話をふるソウタさん
『そういやアイは
いくつんなったんだァ?…20~』
『…今年、2』
成人は…してたか
何故かホッとするオレ
『22かぁ~!デカくなったなぁ
俺も年取るワケだァな!』
よく喋るオッサンを介して
アイの情報が入ってくる
そのドサクサで突っ込んでみた
『…若いのにしっかりしてるね
アイちゃん…?て・・・本名?』
少し…空気が止まった
言い方が不自然だったか
ソウタさんが口を開く
『そう言えば"アイ"で通り過ぎてて
もはや何も思わないなぁ~!』
やはり"通称"あるいはニックネームか
アイはムスっとしてそっぽ向き
ソウタさんが話を反らそうとする
ナマエって、そんなに隠したいモンか?
よほどヘンテコなのか…
それとも・・・?
ガリガリガリっ…
アイがカフェのカードに何か書いて
オレの方にズイっと滑らせた
『・・・?』
〃藤沢 愛留〃
『あたし…名刺ないから…』
そう言いながら
アイが帰り支度を始めようとする
『そういやアイは
いくつんなったんだァ?…20~』
『…今年、2』
成人は…してたか
何故かホッとするオレ
『22かぁ~!デカくなったなぁ
俺も年取るワケだァな!』
よく喋るオッサンを介して
アイの情報が入ってくる
そのドサクサで突っ込んでみた
『…若いのにしっかりしてるね
アイちゃん…?て・・・本名?』
少し…空気が止まった
言い方が不自然だったか
ソウタさんが口を開く
『そう言えば"アイ"で通り過ぎてて
もはや何も思わないなぁ~!』
やはり"通称"あるいはニックネームか
アイはムスっとしてそっぽ向き
ソウタさんが話を反らそうとする
ナマエって、そんなに隠したいモンか?
よほどヘンテコなのか…
それとも・・・?
ガリガリガリっ…
アイがカフェのカードに何か書いて
オレの方にズイっと滑らせた
『・・・?』
〃藤沢 愛留〃
『あたし…名刺ないから…』
そう言いながら
アイが帰り支度を始めようとする