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Best name
第24章 One Love
「あっ…」
汗だくなコウスケからボールを奪って
リフティングする
『よ・・・っほ……~コウスケ?何歳だ?』
「ハァ…ハァ…6さい…」
『中々上手いじゃねーか。~ホレ』
指でボールを回してコウスケに差し出す
「~…。にいちゃん つえーんだな」
『ふふっ…そうか?』
「それ…おしえてよ」
しばらくコウスケと
リフティングの練習をする
『そうそう…上手い上手い
蹴りすぎないで…~そう いいぞ!』
「にいちゃん…あいるとけっこんするの?」
子どもはストレートにものを言う
ドキッとするぜ(笑)
『~ふふっ・・・うん~・・・
いつかは・・・な
いいか?・・・しても…』
「~…だめだけど・・・いいよ
にいちゃん・・・いいやつだから」
『ぷ・・・。 そうか』
「あいるを なかせたら
おれ…にいちゃん
ぶっとばしに いくからな…っ」
『ははっ、それはこわいな?
絶対泣かせられないな?』
「やくそくだぞ!」
『あぁ・・・約束だ』
拳を出して小さな拳とコツンとぶつける
「おれも にいちゃんみたいに
おおきくなったらまたしょうぶなっ?」
『クス・・・あぁ、いいよ』
そう言ってオレは
コウスケを抱き上げて肩車した
「すげぇ…たかい
にいちゃん・・・でっけぇ~」
『ふふっ・・・コウスケも
デカくなりそうだな?』
〃色んな意味で(笑)〃
そのままコウスケを
母親の元へ連れて行こうとすると・・・
「あっ!あいるだっ・・・!」
『・・・?』
コウスケの声で
道を歩くアイルがこちらをみて
オレも必然的に目をやる