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第25章 焦燥と迷走

酒が少し入ってるせいか
ただ単に欲求か…


いや…アイルが可愛いからか


オレはおさまりがつかなかった





『…アイル・・・うつぶせて』


『…ﾊｧ…ﾊｧ・・・ぇ…』







『うしろ』

『……』



首を少し振ってアイルが拒むが
オレは敢えて動かない


アイルはバックはニガテだ


もちろん知っている



どれだけイジワルしたら
気が済むのやらオレは…


いや・・・オレ…




『アイル・・・したら手…ほどいてやる』

『・・・』



アイルがゆるゆるとうつぶせて
ゆっくり膝を立てる

アイルの腰に手を添えて
手伝うようにして
オシリを突き出させた


独特の・・・支配感に包まれる



それもあるけど…

オレは…今のオレの顔を
アイルに見られたくなかったのかもしれない

なんか…とても情けない顔してる気がして



『～～…。』

『アイル・・・力入れないで…』




『っ…ん』

『・・・脚･･･開いて』




『・・・』



『リラックスして･････もっと開いて

・・・・・挿れるよ』



ゆっくりアイルの中に入る

少しかがんでアイルの背中に密着した



『ぅっ…んっ…ん…』

『……アイル？』



『ﾊｧ…ﾊｧ…なぁに…』








『何で・・・にげるとかしないんだよ』








『…手・・・外して？』

『ちがう。
ナンパとか・・・しつこいヤツから』



『ぇ…？』



突然何を言う？

アイルも〃？？？〃だ

入れたまま動かずにアイルにささやく



『…場所変えたり、離れれば良いだろ？』



〃何言ってんだオレ
まるでアイルが悪いみたいな〃




『……』

『アイル…』



『だっ…て…
いなくなったら…りょおき
探さなきゃでしょ…？』

『～～…んなモンどうにでも…
とにかく…今後はそうしろよ？』



『～～…。』

『返事』




『…は…ぃ』

『よし…』



自分でも
何を言ってるんだ？と思いつつも
少し…つかえてたモノがとれた気がして


オレはアイルを独占した気分に浸りながら
アイルをイカせて果てた


アイルの手の帯をほどいて
アイルをギュッと抱きしめる


アイルがオレの胸にしがみついてきた




〃ごめんな…〃



ポンポンと、アイルの頭をなで続ける