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第27章 嫉妬
『そ・・・うか
悪いが、仕事中の事は…たのむ。
本当に…宜しくたのむカイト』




オレとしては…不本意。



だが仕事中のことは
今頼れるのはカイトしかいない


頼むしかないと思った。




『まかしとき…。
あ、ほんでもコレ…
知らんことにしたって?

アイツ…
言いたくはないやろうし

ましてや彼氏になんか
知られたないハズやから

…たのむわ。
アイツ…強がるとこあるし
弱いトコ弱いからな…』




カイトの言う事の意味は
オレにも重々わかっていた。



このままひどくなればアイルは

体調も心をも…崩しかねない

青白い顔をしたアイルを思い出す。




『あぁ…。わかって・・・る』




そして…オレは何か

消化できない、わだかまりが…

モヤモヤと増えていく。





なんなんだ・・・?




それも…こんな時に










『お!アイル~
ワルイな!寒かったやろ?』



コンビニの袋を持ったアイルが戻ってきて
袋とお釣をカイトに渡している




重くなった空気を・・・悟られたくない。


『おおきに……
って 、ぬるっ!!

めっちゃぬるいでコレ?!
もう中身冷たいんちゃうか~!?』



『…カイトが、ぬるいの飲みたいって…』




『アホ!…って、そやったな?!
お前~ほんでもコレ…冷めるまで
外で待ってたんか!?
アホやし~…風邪ひくで!?』



カイトがワシワシと
アイルの頭を撫でて笑う



ガラリと空気を変えて
上手く…ごまかしたのは

プロの技?それとも性格か…?
モヤっとする

でも…とりあえず
悟られずには済んだだろうか?




『ぁ…カイト?さっきの訳教えてよ…』


『お~忘れとったな♪
オレ、トリリンガルやから
他も聞いてエエで~?』


『えっ?…バイリンガルじゃないの?
あと一ヶ国語なぁに?…すごーい』



『カイト・・・
〃ウソですやん〃って訳してよ(笑)』


『おっ!エエ質問やねリョウキ!(笑)』


『……ソレ
トリリンガルじゃないじゃん
ハァ~…なぁんだ…』


アイルがしょんぼりする


『アッホゥ!お前喋れへんやろ!
立派にプラス一ヶ国やで~♪』



『ふん・・・だ』


『『ハハハハハ!!!』』


カイトが上手く立ち回って場をおさめ
笑いながら店を後にするが…
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