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第28章 約束と絆
『…べつに
特別なことしなくてもいいから!

一緒にメシ食ったり…話したり
あるだろ?!…なっ?』





『……リョウキ?』







〃ヤベっ…。何か…勘づかれたら〃








『~~、ホラ!お前英語習ってたんだろ!』



『…あ、うん!そうだ』





『ふふっ…たくさん甘えて

兄ちゃん孝行してやれよ?…な?

イイ…兄貴だし?カイト』






〃カイトは…大げさじゃなく

本当に…命がけで

お前に逢いに来たんだから…〃








『……リョウキ?…。ありがとう…』



『~~♪?』






『……ありがとうってば…』





『聞こえてる(笑)

~んなコト、礼言うんじゃねぇよ』






『んふっ…』



アイルがやっと笑った。…ニッコリと。



オレの知る〃らしい〃アイル…。



そして…




『ぁ…。もォ~…コレ…』



アイルが例の英語のノートを出して
少し頬を膨らませている。




……もしかして?(汗)






『…どしたの?アイル…(笑)』


〃しらじらしいか?…(笑)〃







『あ…うん。コレね~・・・

大事なページが

いつの間にかなくなってたの…。サイテー…』






しょんぼりしているアイル。







…ソレ、オレが持ってんだけどな

大事に(笑)




…なんて言えない。







『~?…また、書けばいいじゃん?

〃大事〃なんだろ?(笑)』




『~~…。この…ページがいいの…っ。

ここじゃなきゃ…イミないの』





『ふ~ん?…なら、その裏表紙は?
同じ〃1ページ目〃だろ?

…今書けよ?
~そんな、大事なら(笑)』






『…ゎ…忘れちゃったの…っ!』







顔を赤くして焦ってるアイル

可愛い。

…分かりやす過ぎ(笑)









『~大事なコトなのに忘れるんだ♪?(笑)』


『ぅ…うるさい…なぁ…っ;』








よかった…本当。

これで、良かった。絶対に。



オレも…オレ自身も、
何かを悔やまずに済みそうだ。




アイルとカイト…

互いに〃兄妹孝行〃してほしい。



オレは、心からそう願った。
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