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第29章 星屑の幸せ
アイルが鍋を火にかけて
温めなおしている・・・見慣れない雑煮


『…アイルって…生まれは別のとこ?』


『?・・・ぁぁ。~あは…
私は生まれも育ちも こっちだよ

これ…お母さん…かな?
北の方の出みたいだから…

うちじゃコレが出て来てたの
良かったら…食べてみて?』




『・・・うま…っ…』



『ふふっ…でしょ?
ソウタさんもコレ作る方が喜ぶの。
味・・・濃くないかな?
出汁と具と…お醤油…濃いんだよね(笑)』




『いや…めちゃ美味い
コレは初めて?魚介系のダシ?

なんか重量感あって
食べごたえある』



『リョウキのお家はどんなお雑煮?
やっぱり関東の~…
おすましの透明のダシのアレ?』



『あ~…それ多いけど
ウチじゃ不評で…味噌系のが出てくる
…母方の、家のかな?』



『ミソ?もしかして・・・お餅まるい?』



『あぁ!・・・ソレだ
よく知ってんなアイル?』



『話に聞いただけだけどね(笑)
へぇ~…なんか郷土料理って
おもしろいよね』



『たしかに(笑)』




お腹いっぱいのオレたちは
のんびりと初詣に出掛けた。


〃正月って感じだな…〃


年越し直後より
神社も人の入りが落ち着いてきていて
歩きやすかった・・・けど…





『アイル何お願いしたの?(笑)』



『ん~…べつに。
みんな…変わらず元気でいれたらいいな
って・・・かな』






アイルらしい・・・(笑)



石段をゆっくり降りて
神社を後にしようとする・・・





『~リョウキは?・・・っ

!?・・・っっっきゃぁ~~っ…!!』







ズドンっ・・・。







アイルが足を踏み外して転んだ。




『アイル・・・っ!!!』



段数が…残り少なくてよかった


オレも慌てて石段を降りて
アイルに駆け寄る


『いたた…ぅ~~…

新年イキナリ・・・コケちゃった

ショック・・・』



打ち付けたオシリを
さすりながらアイルが呟く



…アイルも
そんなコト言うんだな?(笑)





…なんて

なごんでるバアイじゃないか







『大丈夫?立てる?…~どこ…打った?』

『ん、ヘイキだよ。…ありがと』




アイルを起こして再び歩き出し

しばらく・・・歩く



『・・・』


〃……。〃
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