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第4章 告白
『アイには少し遊び心が足りないぞ?

若々しさってモンが~』




『・・・説教くさい…』





『ハハハ!…~わかる?』







夏色のカラフルなスカート、ワンピース…

オレは特に考えずに次々に

そして何気なく

目にとまった花柄のワンピースを手にとった






アイルに・・・似合いそうだ







『たまに こーゆーのとかさ~』



『~……着ないし~・・・、・・・』









答えながら振り向いたアイルが







『・・・・・・』




アイルの顔が



一瞬で凍りついていた




見たことのないくらい









『…?・・・アイ…?』





『ハ…ハァ……ハッ…っ…~~っ…』










何が起こったかオレにはわからない




突然苦しみ出したアイル





後に後退りしてトイレの方に走って行った






オレはすぐに後を追い
女子トイレの入口で追い付いた






ひきつけでも起こしたように苦しんで


アイルがしゃがみ込む







……過呼吸?






動揺を隠しきれないが
なんとか鎮めてやるより他ない





『アイ!どうした!?…しっかりしろ!』





オレはペットボトルの入った袋を空けて
アイルの口を覆った







『落ち着いて…そう・・・ゆっくり』





背中を擦りながら
ゆっくりと息をさせる





…だんだんおさまってきた








『大丈夫か…?』



『ハ…ハ…ハァ…~・・・』




コクッとアイルが頷く




ペットボトルのお茶をゆっくりと飲ませた




タクシーを拾って、アイルを送り届ける






『・・・』

『………』




動揺したオレは
アイルに一言も話しかけられなかった







公園の前で一緒にタクシーを降りた
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