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Best name
第32章 最高の名前
【母親】







『アイル・・・いよいよだな?』


『ん・・・うん』





オレは自分の緊張を抑えつつ

アイルに声をかけ二人で席を立ち

ソウタさん宅の応接室で

そのドアが開くのを待った。







『今日はどちらから~・・・~~・・・』



『~~・・・~~・・・』



『~~ですか~~!……~~』






その足音が近づくにつれ

話し声が近づいてくる







初めて会う・・・・・・アイルの親





アイルの、お母さんがすぐそこにいる。




いよいよ・・・その姿を…











ガチャ……。









〃あ・・・・・・〃







ソウタさんに案内されて

ドアをくぐる女性。









一目みた瞬間に・・・わかる。








『・・・・・・ママ』







そう呼んだ

オレの隣にいる・・・このアイルと





〃母娘(オヤコ)〃だ・・・と。

















女性にものを言うのは

なんとも気を遣うというか

・・・言葉を選ぶモノだ。




ましてや

この人はアイルのお母さんだ。





なんと表現しようか……。






アイルと・・・・・・よく似ている。



確かに。





アイルの数年・・・数十年後を見た


そんな感じだ。





高そうな・・・いや

小綺麗なスーツに身を包み



ギラギラ・・・キラキラ?

ってのとは違うか




なんとも華やかな印象を与える風貌だ。







似ているけど・・・ちがう。





うん・・・表現ってムズカシイな?





セクハラ発言は

気をつけないといけないしよ…。



(ぶっちゃけ色っぽいとか

エロっぽいとか…

言うんじゃねーぞ!?オレ・・・(笑))







スラリとした手脚…

どことなく整った顔立ち

センスの良さそうな身なり…




そのへんもアイルと一緒か…?





では何だ?

しいて言うなら……?



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