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姉ちゃんと○○○
第15章 姉ちゃんの練習
翌朝…
僕がリビングで勉強していると、姉ちゃんが大きなトートバッグを抱えて、2階から降りてきた。

「どこかに行くの?」
僕は姉ちゃんに尋ねる。

「今日は大学の柔道部の練習日なの。 ちょうど、両手の包帯も取れたから、参加しようかなって思って」
姉ちゃんが答える。

「じゃあ僕も姉ちゃんの練習を観にいっていい?」

「あんたが?」

「うん。 彼氏が練習を観にきてる部員がいるって、前に姉ちゃんが言ってたよね」

「たしかに、いたけど…かなり目立っちゃってたわよ」
姉ちゃんは苦笑いする。

「母ちゃんが帰ってくるまでは、僕は姉ちゃんの彼氏だよね?」

「あ…うん…そうっだったわよね。 でも、どうして私の練習を観たいの?」

「僕は姉ちゃんの彼氏だから」
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