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第19章 姉ちゃんと繋がる

こうなりゃ強行突破しかない。

引き戸はあまり強く無さそうだ。

僕は引き戸に体当たりする。

「何をするんだッ！」
「止めろッ！」
中から怒声が聞こえる。

しかし、僕は引き戸をぶち破る。

畳敷きの広い武道場の中央では、ゴリラたちが女性を押さえつけている。

その女性は姉ちゃんだ。

帯を猿ぐつわ代わりに噛ませられ、上半身は脱がされ胸は露出しているが、下はまだ脱がされていない。

「ねえぢゃーーーーん！！」
僕は大声を出して、姉ちゃんに駆けよる。