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姉ちゃんと○○○
第20章 姉ちゃんがビビる
「昨日、母ちゃんがドラッグストアで買い物したときのレシートが、キッチンに置かれてたんだけど…」
姉ちゃんはそこまで話して、口をつぐんだ。

「どうしたの?」
僕は姉ちゃんの目を見て尋ねる。

「母ちゃんが妊娠検査キットを買ってるのよっ!」

「ええええええッ!!」
愕然とする僕。

「あんたと私の関係が、母ちゃんにバレちゃったのよ! それで、私が妊娠してないかって、調べるつもりで…」

「ゴムは着けてたから、妊娠はしてないと思うけど…」

「それはそうなんだけど…あんたと私の肉体関係を母ちゃんに知られちゃったのよ。 どうしよう」
動揺しつづける姉ちゃん。

「今、母ちゃんはどこにいるの?」
僕は姉ちゃんに尋ねる。

「分からないわ。 どこかに出かけたみたいだけど…」


僕も動揺するが、もうどうすることもできない。

姉ちゃんは真っ青な顔で、僕の部屋から出て行った。
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