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姉ちゃんと○○○
第23章 姉ちゃんの紙おむつ
1階の食品売り場は、レジ前に長い行列ができている。

僕は商品も持たずに、その行列に並ぶ。
もちろん姉ちゃんも一緒だ。

姉ちゃんと僕の前には、小学校低学年っぽい男の子が3人並んでいる。
みんな食玩の箱を手にしている。

「それ、スーパー戦隊のキューレンオーだよね?」
僕は男の子たちに話しかける。

「うん、そうだけど…」
男のたちは僕を見る。

「このお姉ちゃんもキューレンオーが好きなんだよ」
僕は姉ちゃんを指さして言う。

子供たちの視線が姉ちゃんに集まる。

「何? キューレンオーって? 私、全く知らないけど…」
戸惑ったような口調で姉ちゃんは僕に囁く。

「キューレンオーのシンボイジャーはミサイルを発射するんだよ」
姉ちゃんの目を見て言う僕。
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