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姉ちゃんと○○○
第26章 姉ちゃんに〇〇〇
「明日に帰ればいいだろ? 姉ちゃん、泊まってよ」
僕は姉ちゃんに訴える。

「仕方ないわね…。 あんたのしつこさには負けたわ。 明日は柔道の練習日だけど、サボっちゃうことになるわね」
姉ちゃんの表情にちょっと笑みが浮かぶ。

「ありがとう」
満面の笑みの僕。

そして姉ちゃんは母ちゃんに電話して、今日は僕の下宿アパートに泊まることを伝えた。
電話を切った姉ちゃんによると、母ちゃんは呆れかえっていたそうだ。

しばらくして、車掌さんが巡回していたので、姉ちゃんの分の乗車券と特急券の料金を払った。


それからしばらくして、姉ちゃんの携帯に着信があったが、姉ちゃんは画面を見ただけで切ってしまった。

「誰からだったの?」
僕は姉ちゃんに尋ねる。

「高山さんからよ」
姉ちゃんはため息交じりに言う。
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