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姉ちゃんと○○○
第26章 姉ちゃんに〇〇〇
やがて新幹線は、僕の大学がある街に着いた。

僕は姉ちゃんを引き連れ、タクシー乗り場へと向かう。

「タクシーなんかもったいないわよ」
姉ちゃんが言った。

「大丈夫だよ。 はじめからタクシーを使うことに決めてたから」
僕はそう言って、タクシー待ちの行列に加わる。

ボストンバックが4つもあって、もし姉ちゃんがいなかったら、僕がひとりで運ぶことになっていたのだ。
タクシーを使わざるをえない。


駅から下宿アパートまでは、タクシーで20分。

下宿アパートは鉄筋の2階建てで、僕の部屋は2階だ。

僕はドアのカギを開け、蛍光灯を点け、姉ちゃんを迎え入れる。

部屋に入った姉ちゃんの第一声は…
「暑い…」

僕は急いで扇風機のスイッチを入れる。
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