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囚われの天使たち
第2章 支配
「は、はい……」
「声が小さい」
「はい!」
奈津子は声だけは大きく返事をしたものの、体勢はいまだ内股のままだ。両手も秘部から離そうとしない。
「そんな気をつけがあるか。背筋を伸ばして、足は爪先が前に来るようにまっすぐ。腕は体の脇に持ってくるんだ」
「はい!」
奈津子は声いっぱいに返事をし、ぎゅっと目をつぶって、命令に従った。しなやかな体が、まっすぐに伸びる。日焼けした手足に比べ、胴体部分は白いままだ。
「それでいい」
男は奈津子へ1歩近づく。
「そのまま、決して動いてはいけないよ」
「はい!」
奈津子もだんだん学習してきたようだ。返事だけは元気がいい。
「少しでも動いたら、お仕置きだからな」
「はい!」
その返事を聞いてから、男はまず、右腕で奈津子の肩を包むように抑えた。そして左手で、奈津子の胸にある桃色の突起を中心とした肉を軽く掴んだ。奈津子は、一瞬体に力を込めたようだが、その力を抑えたようだった。動いたらどうなるかを理解しているのだろう。
男は、桃色の突起を人差し指と親指で摘み、くりくりと弄んだ。奈津子は目を閉じてはいるものの、動かないように耐えている。
「よく我慢したな」
続いて男は、奈津子の胸へやっていた手を下に滑らせて、まだ茂みのない秘部のまわりへ移した。さすがに敏感な部分だけあってか、奈津子は一瞬ビクっと体を動かした。
「動くんじゃないぞ」
男は命令を繰り返す。
「はい!」
奈津子は大きく返事をする。奈津子が再び我慢する体勢に入ったのを確認して、男は動きを再開した。