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第8章 お出かけ

さあ着いた。
川辺に車を停めて雌犬リンは腰の縄は解かれ荷台から降ろされる。

リンのリードを木の枝にくくりつけ、ご主人様はレジャーシートを敷き、パラソルを設置してレジャー用のテーブルと椅子をおいた。

「ここでピクニックだよ」

「くうぅん」

川辺の木陰でご主人様と雌犬のピクニックだ。

リンはなんだかウキウキしてくる。でもバイブが穴の中で暴れていてウキウキする余裕はない。

ご主人様は慣れた手つきでアウトドア用のコンロを用意して料理を始める。

リンはご主人様を見つめる。
ご主人様に駆け寄りたい。
しがみつきたい。

雌犬にはそれが許されないのはわかっていても。。。

ますます体は疼いてくる。四つん這いの体を震わせた。心も切なく震える。

ヨダレと婬液と涙か出てくる。

リンの様子を目もくれずご主人様は手際よく具だくさんのオムレツ、ミネストローネを作った。
「もうすぐパンも焼けるからな」