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第8章 口淫奉仕ｰ専務取締役

「なんだか意外です」


「意外？」


「てっきり奥様がいらっしゃるものだと‥」


それに天羽専務は、少しだけ笑った？？



「仕事仕事で彼女も作らず、気付いたら結婚なんて考えられない年になっていた‥
今更結婚もね‥１人が長いと、他に誰かが居るのは煩わしくなるんだよ」


「ずっと１人は辛いです‥天羽専務‥
私は一人暮らしをして、たった５年ですけど、誰が居て欲しい、そう思う時があります」


「君はまだ若いからね」


「それって若いの関係ありますか？
若くても煩わしいと思う人も居ますし、年上でも誰かと居たいと思う人も居ます‥‥ごめんなさい言い過ぎました・・・」


また私ったら・・・


どうしてこう‥余計な事を言っちゃうんだろう‥
ダメって分かっているのに、毎回こうして言ってしまう私の悪い癖。



「いや正論だよ‥
君だけ頭が悪いなんてとんでもない、君はものを見る目に長けている、そう私は思う」


「似たような事を前に言われました‥
見た目じゃ無く本質を見るって‥私、そんなつもりは全く無いのに‥‥」


竜崎部長にも同じような事を‥
私は私の思ったままを口にしているだけなのに、本質って何だろう？？