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淫の館
第9章 水の躾

足掻くな…

前回までは、まだ脱走しようとしていた時だった。
殺される、もしくは、それに近い苦しみを与えられると思っていた。

だから、どうやったら長く息を保たせられるか、ずっと抵抗していた。

今は違う。
私は館主様のものになったのだ。
館主様も、私を生かしたいと思っているのだ。

息を止めずに吐いていく。吐ききってもすぐに上げてくれるわけでない。

『私を信じなさい』
館主様は私を見てくださっている。


ジャラジャラ…ザパッ…

プハァ…ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…


ジャラジャラ…ドボン…


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