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淫の館
第17章 木の躾…2週目
アイが腰を上げるとズルリと館主様が抜け出て、アイは素早く立ち上がって着物を着る。
そして今一度丁寧に館主様を口内に迎え綺麗にしていく。
館主様はアイを労うよう、ずっと頭を撫でていた。
「アイ…もういいよ、ありがとう。」
アイの肩を抱き上げ立ち上がらせるとどちらともなく抱き締め合い深い口づけが始まり、別れを惜しむ恋人のようにそれは永く続いた。
漸く離れた二人。
アイが館主様にもう一度会釈して部屋を出ていった。
「さあ、お前も仕事があるだろう。」
館主様に呼ばれてハッとする。恋愛映画でも見ているような気分で二人の世界に魅入ってしまっていたのだ。