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片桐家の女たち
第1章 お父様との秘め事に淫らに濡れて(彩夏の場合)
 私が小学校に入る少し前に父は亡くなりました。だから、あまり、父の記憶はないんです。でも、母からは、ずいぶん彩夏を可愛がっていたんだよって、聞かされていました。
 まだ、祖母が元気でしたし、母が看護師をしていましたから、特に、暮しに不自由を感じることもなく育ちました。ただ、運動会で、お父さんを応援する友達を羨ましく思ったりしたことはあります。父親という存在に憧れていたからでしょうか、初恋は小学5年の頃、中年の担任の先生でした。覚えたての自慰を、先生を思い浮かべながらしてしまって、まともに顔をみることができなくて困りました。
 その後の恋の相手も、先生やアルバイト先の店長さんなどの大人の男性たちです。なんとなく怖くて、言い出せるはずもなく、ぜんぶ、憧れに終わってしまいました。
 短大を卒業して、勤め始めた職場のテニスサークルで、先輩の片桐隆司さんに声をかけられました。初めはサークルの仲間内でのグループ交際。コンサートに誘っていただいたのを機に、二人でのお付き合いが始まり、デートを重ねました。
 片桐さんへの想いは、穏やかなものでした。老成したというのでしょうか、20代にしては、不思議に落ち着いた雰囲気に惹かれたんだと思います。
 デートの帰りに誘われた、彼のマンションで抱きしめられて、舌を絡めた、初めての本格的なキスをされました。私、それだけで、ぼーっとなって、軽く逝ったようにからだの痙攣が止まりませんでした。キスも初めてなんだねって、彼は喜んでくれましたけど、すごく恥ずかしかったのを覚えています。

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