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片桐家の女たち
第1章 お父様との秘め事に淫らに濡れて(彩夏の場合)
お付き合いを始めて1年の記念日、ドライブ先の海辺のホテルで、初めて抱かれました。どうしていいのかわからなくて、ベッドの中で、ただ体を固くしているだけでしたけど、彼が服を脱がせて、優しくキスをして、その唇が乳首を吸い始めると、自然に声が漏れました。体中を愛撫されているうちに、どうしようもなく濡れてきて、「いいね」って確認されても、頷くことさえできませんでした。でも、熱いものが体を押し広げて入ってきたときには、その痛みとともに微かな歓びも感じたんです。
痛みに声を上げてしまったことが恥ずかしくて、目をあけることができませんでした。下腹部の痛みの奥から、じわじわと、広がる不思議な歓び、揺れるからだ、荒々しい息遣い、普段、優しい彼の、少し乱暴な愛撫、そしてキス、全部が生々しくて、同時に夢のようでした。
 余裕をなくしたように、隆司さんの愛撫が止まりました。ただ、からだの揺れで彼の動きが激しく、不規則になるのが解りました。やがて、苦しげな声を漏らすと、腰を押しつけたまま動かなくなり、代わりに、私の中でドクンドクンとなにかが溢れました。彼のものが萎えて、ツルンと私の中から抜けて、暖かい雫がお尻のほうに流れていきました。
隆司さんは、私の上に覆いかぶさって、じっと抱きしめています。彼を好きだって思いました。初めての人が彼でよかったって、心から思えました。それが嬉しくて泣いてしまったら、彼は、少し驚いたように、でも、優しく、ありがとう、そして、ごめんねって言いながら、そんな私の涙をキスで拭ってくれたんです。
私、父親のような世代の人しか好きになれないと思っていたから、彼を好きになれてすごく嬉しかったんです。この時、隆司さんが、すごく身近に思えて、初めて愛しているって素直に伝えることができました。
もちろん、結婚を考え始めましたけど、少し不安もありました。彼では満たせない寂しさがあるって、たぶん、心のどこかで感じていたのかもしれません。
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