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僕のマミちゃん
第8章 count love


遂にやってきた初体験(予定)の当日。

悟くんとお付き合いしてから初めて体験したことはいっぱいあったけど、それとは違う…つまりは初めての性交渉。

初めて見た得体の知れないぽんちゃんに怯える私。慣れさせようと時間をかけてくれた悟くん。

まだぜんぜん慣れないけれど、そんなことはどうでもよくて、全てを悟くんに捧げたいという思いでいっぱいになっていた。



その日の2時限目、体育の授業で男女共グラウンドに顔を揃えた。男子はサッカーで女子はハードル走と走り幅跳びの記録測定。

走り系は最も憂鬱。

「さっさと走って教室に戻ろ」

測定が終われば各自自習になるため、先生指導の準備運動を終えた後、橋尾さんに引っ張られて、ノロノロとばらけ始めた生徒の間をすり抜ける。
男子のサッカープレーに余所見をする他の女子たちを横目に先陣を切った。

何でもそつなくこなしそうな橋尾さんは、なかなかの好記録を出し、その後を走る私は平均値以下…ハードルを倒さなかっただけでもマシな方。

走り幅跳びでは交代で順に測定係をする。後続の走者の記録を測り終えたら巻き尺を受け渡す。
橋尾さんが一緒だったから順調に測定し終えたけれど、ひとりだったらきっと、『交代で』という一言が言えなくて最後まで測定係をやっていたと思う…それが私。

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