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僕のマミちゃん
第9章 SS メリクリ


「お、おはようございます」

いつもより家を早く出て、学校へ行く前に悟くんの家に寄った。

「おはよう!あなたが眞実ちゃん?いつも悟が…さとるー!眞実ちゃん来たわよー!ごめんなさいね、私まだ化粧してなくて…ほほほ。今日はクリスマスパーティーするんだってね?いいわぁ、若いって。あっ、今度私が休みの日に遊びに来て?あー…土日は悟が塾だったわね」

そっくり…

初めてお会いする悟くんのお母さん。すらっとしたスタイルで若々しく、元気な明るい笑顔はどことなく悟くんと似ている。

「おはよーマミ、持ってきた?」

用意を整えた悟くんが2階から姿を現す。早朝から眩しい笑顔。

「おはよう。うん、これ。冷蔵庫にお願い」

長方形の白い箱の入った紙袋を手渡す。

「うわーっ、すげ。頑張ったんだね。ちょっとだけ見ていい?」

「どれどれ?私も見ていい?」

「あ、あの…たいした出来じゃないので、恥ずかしいです。悟くんはまだ見ちゃダメぇ」

昨日の晩、手作りしたブッシュドノエル。悟くんに教えてもらったお料理レシピのサイトから、初心者でもいける簡単そうなレシピを選び、12月の間に3回練習した。

分量と手順を文章通りに進めていったら、なんとなく出来ちゃったの。飾りつけも、ほぼ写真の通りに真似したら、可愛く見える。
味は、両親が…身内贔屓かもしれないけど美味しいと言ってくれた。

頑張ったけど、悟くんに美味しいって言ってもらえるまでは、心細い。

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