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僕のマミちゃん
第4章 count 4
「消えないけど…恥ずかしくて顔合わせられない」
「もう僕のこと見てくれない?僕はマミちゃんの顔が見たいなぁ」
ずっとおなかの上に乗せていた私を横に降ろし、顔を覆ったままの私の指の間を少し開く。強引に手を退かすことだって出来るのに…
「マミちゃんどこかなぁ?うわぉ、目瞑っちゃってる」
普段の声の調子に戻し、手の甲をくすぐるように撫でる。
「僕にパンツ見られて恥ずかしかっんだ?僕は興奮したよ。もっとたくさん見たいな、マミちゃんのエッチな姿…僕にだけ見せて。ね、顔見せて」
悟くんの優しい言葉に暗示をかけられる。大好きな悟くんにならパンツくらい見られてもいいかなって気になってくる。
勇気を出してこの手を退かさないと、以前のように顔を合わせないクラスメイトの関係に戻ってしまうかもしれない。そんな不安も襲ってくる。
それは…嫌。
目を開けて、そろそろと手を退けた。ふさふさのまつ毛と大きな黒目が至近距離に……瞬く間に三日月目に変わる。それは憧れの人が私を受け入れてくれた瞬間。
「マミちゃん可愛いなぁ。ずーっと真っ赤だったの?会いたかったよ、僕のマミちゃん」
ちゅっと唇が触れる。私の好きな軽いキス。嬉しさと気恥ずかしさで、悟くんの胸元に埋まった。そこは悟くんが用意してくれた私の居場所みたいで心地好かった。