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僕のマミちゃん
第4章 count 4
「嫌…」
「えー僕、マミちゃんに嫌われちゃったかな…?」
「ちがっ」
「じゃあ、どーしたの?」
悟くんのおなかの上で抱えられたまま、もじもじする。
「パンツ見ちゃったのがマズかった?」
「ううっ…恥ずかしくて、悟くんの前から消えたい……」
ぼそぼそと小さな声。
「聞こえなぁい……僕だけにこっそり教えて?」
今度は背けてる側に顔を近づけ、覆った手の上から私の口元に耳を傾ける。
「いいよ、僕しか聞いてないから。内緒にするよ」
悟くんも囁き声になる。
「あのね…パン…ツ見られて恥ずかしいの…もぉ恥ずかしくて消えちゃいたい、くらい」
部屋にはふたりしかいないのに、ひそひそと。
「そーなんだ。僕の前から消えちゃうの?」
男の声色が抜けた掠れた声で、私の耳に息をあてながら、ひそひそと。