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遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去

「そのくらいにして中にはいりなさい」
お母さんが玄関から顔を出して呆れた風に口を挟む。
私と彩ちゃんは手を繋いで家の中に入って行った。
居間ではお義兄さんがくつろいでいた。
「こんにちは、華ちゃん。」
「ごぶさたしてます。」
お義兄さんには挨拶そこそこでまた彩ちゃんに抱き付いた。
「会いたかったよ。彩ちゃん」
スリスリと擦り寄ると彩ちゃんも同じようにスリスリする。
そして見つめ合って笑う。
傍から見ればバカップル。
その名の通り、両親と義理兄は呆れ顔。
だけど小さい頃からのスキンシップだから仕方がない。
大人になって変わるわけもなかった。
「お茶入れたから飲みなさい」
お母さんがお茶をテーブルの上に置いた。
私たちは手を繋いだままテーブルにつき、私は左手、彩ちゃんは右手でお茶を飲んだ。
「相変わらずだな。お前たちは」
お父さんが呆れたような、それでいて優しい笑顔をしていた。
これがきっと親孝行だと思った。
「本当に仲が良いですよね。向こうでも華ちゃんは華ちゃんって。前世は双子だったりして?」
お義兄さんがからかい半分で言った。
その言葉に私は彩ちゃんは顔を見合わせる。
「「きっとそうだよ」」
シンクロする。
「絶対、前世は双子だったよね。」
「うん。絶対にそうだよ。」
前世も双子で仲良しだったと思うとうれしくてまた彩ちゃんに抱き付いてしまう。
お母さんが玄関から顔を出して呆れた風に口を挟む。
私と彩ちゃんは手を繋いで家の中に入って行った。
居間ではお義兄さんがくつろいでいた。
「こんにちは、華ちゃん。」
「ごぶさたしてます。」
お義兄さんには挨拶そこそこでまた彩ちゃんに抱き付いた。
「会いたかったよ。彩ちゃん」
スリスリと擦り寄ると彩ちゃんも同じようにスリスリする。
そして見つめ合って笑う。
傍から見ればバカップル。
その名の通り、両親と義理兄は呆れ顔。
だけど小さい頃からのスキンシップだから仕方がない。
大人になって変わるわけもなかった。
「お茶入れたから飲みなさい」
お母さんがお茶をテーブルの上に置いた。
私たちは手を繋いだままテーブルにつき、私は左手、彩ちゃんは右手でお茶を飲んだ。
「相変わらずだな。お前たちは」
お父さんが呆れたような、それでいて優しい笑顔をしていた。
これがきっと親孝行だと思った。
「本当に仲が良いですよね。向こうでも華ちゃんは華ちゃんって。前世は双子だったりして?」
お義兄さんがからかい半分で言った。
その言葉に私は彩ちゃんは顔を見合わせる。
「「きっとそうだよ」」
シンクロする。
「絶対、前世は双子だったよね。」
「うん。絶対にそうだよ。」
前世も双子で仲良しだったと思うとうれしくてまた彩ちゃんに抱き付いてしまう。

