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遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去
「しゅう君…かっこよくなってるかな…」
「写真で見る限り、彩ちゃんは…てっちゃん?好きだったんじゃない?彩ちゃんのタイプだし」
しゅう君はどちらかというと王子様、そしててっちゃんは少し色が黒くてやんちゃ坊主って感じだった。
「うん。私はてっちゃん、華ちゃんはしゅう君と結婚するんだって言ってたよ。お母さんたちも乗り気。結婚して6人で住みたいわねって話してたよ」
私の覚えていない小さい頃の話を彩ちゃんはしてくれた。
私の初恋の人、しゅう君。
会ったら思い出すのかな?
だけどそれと同時に湖に落ちたことまで思い出したらと思うと、思い出すことに躊躇する。
「それより…華ちゃんが一緒に住んでる人ってどんな人?」
くるっと私の方に身体を向けて俊樹さんの事を聞いてくる。
どんな人…
「とっても優しい…言葉にしなくても私の想いをくみ取ってくれる?」
「ふ~ん…どうやって一緒に住むようになったの?付き合ってもないのに華ちゃん嫌じゃなかったの?」
真剣な瞳で聞いてくる。
心配してくれてるんだろうと分かった。
話しても理解してもらえないかもしれないと思いながら彩ちゃんには知っていて欲しかった。
「写真で見る限り、彩ちゃんは…てっちゃん?好きだったんじゃない?彩ちゃんのタイプだし」
しゅう君はどちらかというと王子様、そしててっちゃんは少し色が黒くてやんちゃ坊主って感じだった。
「うん。私はてっちゃん、華ちゃんはしゅう君と結婚するんだって言ってたよ。お母さんたちも乗り気。結婚して6人で住みたいわねって話してたよ」
私の覚えていない小さい頃の話を彩ちゃんはしてくれた。
私の初恋の人、しゅう君。
会ったら思い出すのかな?
だけどそれと同時に湖に落ちたことまで思い出したらと思うと、思い出すことに躊躇する。
「それより…華ちゃんが一緒に住んでる人ってどんな人?」
くるっと私の方に身体を向けて俊樹さんの事を聞いてくる。
どんな人…
「とっても優しい…言葉にしなくても私の想いをくみ取ってくれる?」
「ふ~ん…どうやって一緒に住むようになったの?付き合ってもないのに華ちゃん嫌じゃなかったの?」
真剣な瞳で聞いてくる。
心配してくれてるんだろうと分かった。
話しても理解してもらえないかもしれないと思いながら彩ちゃんには知っていて欲しかった。