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遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去
彩ちゃんはきちんとベッドの上に座って聞いてくれた。
初めは怪訝そうな顔だったのがいつの間にか穏やかな顔になっていた。
そして私の手を取った。
「その…俊樹さん?何を考えてるか分からないけど…この冬は一人で泣く事なかったんだね。」
「うん…。一度…喧嘩して一人で寝た時あったけど…夢見て動揺して…そのことで責任感じたみたいで…それからものすごく大切にしてくれてるのが分かるの。私が傷つかないように守ってくれてるって…明後日帰るでしょう?駅まで迎えにきてくれるの。その足で温泉に行くことになってるんだけど…その時にね。好きって伝えようと思ってる。ちゃんと彼の恋人になりたいって」
彩ちゃんが私を抱きしめてくれた。
「華ちゃんが、自分から行こうと決めたらなら応援する。話聞いてると悪い人じゃなさそうだし…」
「うん…一番に彩ちゃんに紹介する」
抱擁した後、手を繋いでベッドに潜り込んだ。
時差ボケで眠い彩ちゃんがウトウトとし始めた頃、私のスマホが鳴る。
画面を見てみると俊樹さんからだった。
彩ちゃんを見ると相手が誰だか気がついてるようで、ニヤリと笑った。
廊下で喋ろうかとベッドを立とうとすると止められ、ここで喋ったらと言われ渋々通話をONにした。
初めは怪訝そうな顔だったのがいつの間にか穏やかな顔になっていた。
そして私の手を取った。
「その…俊樹さん?何を考えてるか分からないけど…この冬は一人で泣く事なかったんだね。」
「うん…。一度…喧嘩して一人で寝た時あったけど…夢見て動揺して…そのことで責任感じたみたいで…それからものすごく大切にしてくれてるのが分かるの。私が傷つかないように守ってくれてるって…明後日帰るでしょう?駅まで迎えにきてくれるの。その足で温泉に行くことになってるんだけど…その時にね。好きって伝えようと思ってる。ちゃんと彼の恋人になりたいって」
彩ちゃんが私を抱きしめてくれた。
「華ちゃんが、自分から行こうと決めたらなら応援する。話聞いてると悪い人じゃなさそうだし…」
「うん…一番に彩ちゃんに紹介する」
抱擁した後、手を繋いでベッドに潜り込んだ。
時差ボケで眠い彩ちゃんがウトウトとし始めた頃、私のスマホが鳴る。
画面を見てみると俊樹さんからだった。
彩ちゃんを見ると相手が誰だか気がついてるようで、ニヤリと笑った。
廊下で喋ろうかとベッドを立とうとすると止められ、ここで喋ったらと言われ渋々通話をONにした。