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遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去
「彩も華も楽しみにしてるのよ。今のしゅう君みたらびっくりね。」

「私もふたりに会うの楽しみですよ」

しゅう君の声が耳に届く。
だけど…
この声…
まさか…ね。
しゅう君の声が知っている人に似ていたので動揺する。

「いよいよだね」

彩ちゃんが耳打ちして廊下を凝視する。

「しゅう君見えたわよ」

そう言って、お母さんの後からしゅう君が姿を現した。
彩ちゃんとふたり一瞬言葉を失った。
失う理由は絶対に違う。

「しゅう君…?本当にあの?」

抱きつく勢いでしゅう君の元に行きうれしそうに話している。

「そうですよ。あのしゅうですよ…彩ちゃん」

にっこり笑って話すしゅう君はどうみても…

「なんで…」

それ以外言葉がない。
なぜ彼がここにいるのか?
なぜしゅう君と呼ばれているのか?
正直何がどうなっているのか分からずただ呆然と思考回路がストップした。

「華ちゃん?」

動揺している私に気がついて彩ちゃんが私を気遣う。

「あらあらっ。しゅう君がかっこよくなっていてびっくりしてるのね」

お母さんが笑いながらしゅう君に座るように促しお茶の用意を始めた。
私の真正面に座る、しゅう君。
彩ちゃんと楽しそうに話、裕ちゃんを抱っこしたりと何の違和感なく私たちの幼馴染を演じている。
だけど目の前に座る彼は幼馴染のしゅう君じゃない。
彼は…私が好きな・・・
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