この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去
皆に心配かけさせたくなくて、考えることを一度中断してご飯を食べに下に降りた。
居間では食事が始まっていて、珍しく彩ちゃんとお母さんがお酒を飲んでいた。
裕ちゃんはお義兄さんが抱っこして面倒をみていた。

「華ちゃんも飲む?」

焼酎を飲んでいる彩ちゃんが私に勧めたけど、断り食事だけすることにした。

「華…大丈夫なの?」

「うん。ただの人酔い。それに…私お酒弱いの…」

専門学校を卒業してすぐ家を出たから家族とお酒を飲んだ記憶がほとんどない。
帰って来ても友達と遊んだりと家でゆっくりとしたことがないことに気がついた。
どれだけ親不孝だったかと改めて思った。

「じゃあ、うちでは華だけがお酒弱いのね。」

お母さんが上機嫌でお酒を口に運ぶ。
同じペースで彩ちゃんとお父さんも飲んでいた。
こうなると潰れるのも時間の問題で1時間もしないうちに畳みの上に転がって寝息を立て始めた。
久しぶりの彩ちゃんとのお酒が嬉しかっただと思う。
昔からお父さんの口癖は『おおきくなったらお前たちに酒を注いでもらって一緒に飲むことだ。』と言って上機嫌で飲んでいたことを思い出す。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ