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遠い日の約束。
第5章 忘れていた過去
昔から彩ちゃんは私に対して過保護だし、色んなことで私を優先してくれた。
時に自分が貧乏くじを引くことだってある。
私を傷つけないように泣かないように…ここ最近の俊樹さんみたいに私を全身で守ってくれていた。
私はそれに甘えてそれが普通だと思ってきた。

「昔から…彩ちゃんはそうでした…私を一番に考えてくれて…だからお義兄さんと結婚するって聞いて嬉しかったんです…私より自分を優先してくれて…」

そう…
あの時、結婚すると決まった時、彩ちゃんはこう言った。

『華ちゃん…ごめん…。大切な人ができたの。一生一緒にいたいと思える人…この人の手を取らないと一生後悔する。だから……華ちゃんごめんね。』

って…お祝い事なのに何度も「ごめんね」を口にして泣いてた。

「お義兄さんは…運命の人って信じますか?」

「彩が何か言った?」

その一言に私は黙って頷いた。
お義兄さんはにっこり笑って、縁側の方に移動して座りこんだ。
その腕の中には幸せそうに眠る裕ちゃん。
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