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遠い日の約束。
第6章 伝えたい想い

「身体は辛くない?」
「大丈夫…ありがとう」
それだけは伝えた。
そして抱きしめられている俊樹さんの身体に腕を回した。
やっぱり私は俊樹さんが大好きだ。
「好きです…私…俊樹さんの事好きです…これからもずっと傍にいたい…」
私に回っていた腕がピクリと動くのを感じた。
私がこんなことを言うとは思っていなかったのか…
その後の俊樹さんの言葉を私は黙って待った。
これが運命の分かれ道…
答えを聞くのが怖くて逃げだしてしまいそうになるけど、答えを聞かなければ何も始まらないし何も終わらない。
スッと、俊樹さんが私から身体を離した。
私は身体を強張らせ次に発せられる言葉を待った。
もう拷問以外何ものでもない。
ただ何を言われるのかと目をつぶって最後の審判が下されるのを待った。
「華…こっち向いて」
私の想いとは裏腹に穏やかな声だった。
恐る恐る閉じている瞳を開いて俊樹さんを見る。
声と同様に穏やかで、いつも以上に優しい表情を私に向けていた。
「大丈夫…ありがとう」
それだけは伝えた。
そして抱きしめられている俊樹さんの身体に腕を回した。
やっぱり私は俊樹さんが大好きだ。
「好きです…私…俊樹さんの事好きです…これからもずっと傍にいたい…」
私に回っていた腕がピクリと動くのを感じた。
私がこんなことを言うとは思っていなかったのか…
その後の俊樹さんの言葉を私は黙って待った。
これが運命の分かれ道…
答えを聞くのが怖くて逃げだしてしまいそうになるけど、答えを聞かなければ何も始まらないし何も終わらない。
スッと、俊樹さんが私から身体を離した。
私は身体を強張らせ次に発せられる言葉を待った。
もう拷問以外何ものでもない。
ただ何を言われるのかと目をつぶって最後の審判が下されるのを待った。
「華…こっち向いて」
私の想いとは裏腹に穏やかな声だった。
恐る恐る閉じている瞳を開いて俊樹さんを見る。
声と同様に穏やかで、いつも以上に優しい表情を私に向けていた。

