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遠い日の約束。
第6章 伝えたい想い
「私も華の事好きだよ。」

俊樹さんの口が好きだよと動く…

「…愛してる…世界中の誰よりも、華を愛してる」

俊樹さんの口が愛してると、私に愛を囁き始める。

「もう離さない…二度と手放さない…何があろうとも生きて幸せになりたい…」

真剣なまなざしが私を貫く。

「この言葉を言うのに何年かかったか…華が私だけを見つめる日が来るのをどんなに待ったことか…華、愛してる…」

愛しているという言葉が私の中に浸透していく…

「一生、私の傍にいてほしい…どんな時でも離れないから…傍にいて…」

俊樹さんの言葉が私を包みこみ、心を満たしてくれる。
今までどんなに愛されようと埋まることのなかった私の心は初めて満たされ、幸せで胸がいっぱいになった。
心が満たされれば身体も満たされたくなる。
本当の愛情を欲しいと願ってしまう。

「抱いてください…心だけじゃなく…身体も満たしてください」

見つめる眼差しが、フッと緩和された。
穏やかでいて、そして何より優しくて暖かい眼差しを向けられる。

「きちんと話してから気持ちを伝えるつもりだった。そして私の気持ちを受け入れてくれるのならば抱きたいと思っていたよ…いや…華が一緒にお風呂に入るって言ってくれた時から…もう我慢できないほど…私は華を欲している…心も身体も私だけのモノにしたいと…」

話ながら、俊樹さんの瞳から涙が一粒流れた。
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