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遠い日の約束。
第6章 伝えたい想い

いつもは大人な対応で全てにおいて私を包み込んでくれていた俊樹が、今はただの駄々っ子に変わり果てていた。
もう失笑するしかない。
「手放さなくていいから…ごはん食べに行く前に温泉入ろう?」
「温泉…」
温泉の言葉に反応する。
これはあと一押しだと思って甘えてお願いする。
「うん。温泉一緒に入ろう?俊樹と一緒に入りたい」
腕の中から顔を出して上目遣いで見ると俊樹の瞳とかちあう。
「ねっ?お願い」と目で訴えかけてみる。
フゥッと俊樹の表情が和らいだ。
そして私を離して背伸びをした。
「華…?」
いつもの声に戻り私の名前を呼んだ。
「何?」
「愛してる」
意表を突いた言葉に私の心臓が跳ねる。
真顔で告げられて一気に顔を赤く染め、俊樹の胸に顔を埋めた。
「華?」
「反則…そんな急に…そんな顔で言うなんて反則」
背中にまわしてる手で背中をバシバシと叩いて対抗する。
こんなの心臓に悪い。
あんな顔で愛してるなんて言われたら、キューンって死んじゃう…
「華のせいだよ…上目遣いで温泉に入りたいって言うから…本当に時間がなくなるから入ろうか?」
さっきまでの甘えた感じは完全に消え、いつもの俊樹だった。
もしかして…私からかわれた???
もう失笑するしかない。
「手放さなくていいから…ごはん食べに行く前に温泉入ろう?」
「温泉…」
温泉の言葉に反応する。
これはあと一押しだと思って甘えてお願いする。
「うん。温泉一緒に入ろう?俊樹と一緒に入りたい」
腕の中から顔を出して上目遣いで見ると俊樹の瞳とかちあう。
「ねっ?お願い」と目で訴えかけてみる。
フゥッと俊樹の表情が和らいだ。
そして私を離して背伸びをした。
「華…?」
いつもの声に戻り私の名前を呼んだ。
「何?」
「愛してる」
意表を突いた言葉に私の心臓が跳ねる。
真顔で告げられて一気に顔を赤く染め、俊樹の胸に顔を埋めた。
「華?」
「反則…そんな急に…そんな顔で言うなんて反則」
背中にまわしてる手で背中をバシバシと叩いて対抗する。
こんなの心臓に悪い。
あんな顔で愛してるなんて言われたら、キューンって死んじゃう…
「華のせいだよ…上目遣いで温泉に入りたいって言うから…本当に時間がなくなるから入ろうか?」
さっきまでの甘えた感じは完全に消え、いつもの俊樹だった。
もしかして…私からかわれた???

