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遠い日の約束。
第6章 伝えたい想い

そうだったと思い出す。
彼が私の幼馴染だったこと。
それを黙っていたこと。
いつ私だと気がついたのか。
どうしてあの時、一緒に帰って一緒に住むことを強いたのか。
聞きたいことは山のようにあった。
想いが通じたことに安堵してすっかりと忘れていた。
「それって…悪いこと?」
秘密にしなければいけない理由。
それが良い理由とは思えなかった。
聞きたいと思いながらどこか怖がっている自分がいた。
「それは…大丈夫。…多分、私の想いかな…それからなることだけだから…私が愛してるのは華っていうのは昔から変わらない…変わらないから言えなかった…ってところかな」
「昔から…?」
「そう…遠い遠い昔から…。さて上がろうか。話は食事がすんだ後でね」
私の身体を離し立ち上がる。
その姿を直視できず、それに裸のまま上がることもできずにいた。
もじもじとしている私に気がつかづに俊樹はベッドルームに戻っていった。
気持ちが通じ幸せなはずなのに、俊樹の話を聞くのが怖いと思った。
悪いことではないと言われても、黙っていたことに良い意味はきっとない。
「華、とりあえずこれを巻いて上がっておいで」
裸で上がるのを躊躇しているのに気がついてバスタオルを渡してくれて、そのまま部屋の中に戻って行った。
誰もないなくなった露天風呂で身体を拭いてバスタオルを巻いて部屋の中に戻った。
彼が私の幼馴染だったこと。
それを黙っていたこと。
いつ私だと気がついたのか。
どうしてあの時、一緒に帰って一緒に住むことを強いたのか。
聞きたいことは山のようにあった。
想いが通じたことに安堵してすっかりと忘れていた。
「それって…悪いこと?」
秘密にしなければいけない理由。
それが良い理由とは思えなかった。
聞きたいと思いながらどこか怖がっている自分がいた。
「それは…大丈夫。…多分、私の想いかな…それからなることだけだから…私が愛してるのは華っていうのは昔から変わらない…変わらないから言えなかった…ってところかな」
「昔から…?」
「そう…遠い遠い昔から…。さて上がろうか。話は食事がすんだ後でね」
私の身体を離し立ち上がる。
その姿を直視できず、それに裸のまま上がることもできずにいた。
もじもじとしている私に気がつかづに俊樹はベッドルームに戻っていった。
気持ちが通じ幸せなはずなのに、俊樹の話を聞くのが怖いと思った。
悪いことではないと言われても、黙っていたことに良い意味はきっとない。
「華、とりあえずこれを巻いて上がっておいで」
裸で上がるのを躊躇しているのに気がついてバスタオルを渡してくれて、そのまま部屋の中に戻って行った。
誰もないなくなった露天風呂で身体を拭いてバスタオルを巻いて部屋の中に戻った。

