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遠い日の約束。
第9章 幸せな日々の中で

色々なことがありすぎて部長に報告していたことを忘れていた。
春馬に頬を触られただけで嫉妬した俊樹は大丈夫だっただろうか…
「さすがに…営業の鬼と言われた意味が分かった気がするよ。相手の懐に入るのが上手すぎる。」
「…イヤ…じゃなかった?部長に抱きしめられて…」
俊樹の手が私の頭を撫でながら、その場所にキスをする。
「…父親みたいな気がした…私たちを見守ってるような…そんな気がしたから大丈夫。……あれが三宅さんだったら殴ってたけど」
クスッと笑うのが分かった。
相変わらず、春馬に対しては敵対心丸出しで、仕事以外で近づこうものなら全力で阻止される。
それを分かっていて春馬はわざと私にちょっかいを出して俊樹で遊んでいた。
分かっていても俊樹はその挑発に乗って敵対する。
それを見ているのは楽しかった。
いがみ合いながらもお互いを認めていることがうれしかった。
「華は余裕だね」
クスクス笑っているのが気に入らなさそうに少し低い声。
これは怒ってるわけではなく、少し拗ねている証拠。
「だって、挑発されてるの分かってて相手してるでしょ?なんだかんだ言って俊樹も楽しそうだもん。」
春馬に頬を触られただけで嫉妬した俊樹は大丈夫だっただろうか…
「さすがに…営業の鬼と言われた意味が分かった気がするよ。相手の懐に入るのが上手すぎる。」
「…イヤ…じゃなかった?部長に抱きしめられて…」
俊樹の手が私の頭を撫でながら、その場所にキスをする。
「…父親みたいな気がした…私たちを見守ってるような…そんな気がしたから大丈夫。……あれが三宅さんだったら殴ってたけど」
クスッと笑うのが分かった。
相変わらず、春馬に対しては敵対心丸出しで、仕事以外で近づこうものなら全力で阻止される。
それを分かっていて春馬はわざと私にちょっかいを出して俊樹で遊んでいた。
分かっていても俊樹はその挑発に乗って敵対する。
それを見ているのは楽しかった。
いがみ合いながらもお互いを認めていることがうれしかった。
「華は余裕だね」
クスクス笑っているのが気に入らなさそうに少し低い声。
これは怒ってるわけではなく、少し拗ねている証拠。
「だって、挑発されてるの分かってて相手してるでしょ?なんだかんだ言って俊樹も楽しそうだもん。」

