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第9章 幸せな日々の中で

『ごめんなさい。
今日の飲み会だけど行けなくなりました。
彼氏が風邪ひいて寝込んじゃってほっとけないの。
この埋め合わせはきっとするから…今日はパスしていい？』

他のみんなもお昼休み中なのか一人二人と既読になり返事の嵐がやってきた。

『えーー！華、彼氏できたの？』

『聞いてないんだけど？』

『だよね～…って誰よ。どんな人？』

『華の彼氏って興味ありなんだけど？』

次から次へと来るＬＩＮＥに苦笑する。

『会社の人だよ。
で、今一緒に住んでるの。
だからほっとけなくて、ごめんね。
せっかく久しぶりに会える予定だったのに』

『華が同棲？？ありえないんですけど？』

『あの華がねぇ…これは連行決定だね。』

『だね。逃げられると思わないでよ。根掘り葉掘り聞くからね』

これはまずい展開になってきたと冷や汗が出る。

『だから今日はダメだって』

『分かってるわよ。連行は後日よ。後日！！』

その一文にホッとした。

『とりあえず、今日はなしってことでいいよね。次回は、とりえず来月で暇な日教えて。それで決めよう』

『賛成！！また連絡入れる！』

『私、いつでも暇(笑)』

『そういうことで、そろそろ仕事にもどりま～す』

『私も！！とりあえず、華
おめでとう』

『そだね。
おめでとう』

『びっくりしてお祝い言うの忘れてた。
おめでとう』