この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第2章 動き出し運命
「帰るなら…タクシーを呼ぶよ」

その言葉にホッとするも、このまま帰ってしまった後の事を考えると素直に帰れなかった。
ここに来たのは春馬の為だから。
彼に迷惑をかけたくないから…
だから帰るわけにはいかなかった。
だから私は…何度目かの覚悟を決めて立ち上がり、立花さんの前を通り過ぎてベッドに座った。
彼の視線をずっと感じて、自分のすべきことを察しボタンに手をかけ一つ…また一つとはずした。
3つ目のボタンに手を掛けた時に立花さんが動いて私の手を止める。
恐る恐る顔を上げると、とても悲しそうな表情をしている立花さんと目があった。

「奥に…奥に行って」

その意味を理解することができなかった。
私は押し倒されるものだと思っていたから。
動けないでいた私を余所に、布団をめくり、私の足を抱えてベッドの上に乗せた。

「そのまま、奥に行って…私がベッドに入れない」

やっと理解し壁にへばりつくほど奥に移動した。
立花さんは普通に布団の中に入り寝転んで私に手を伸ばした。

「おいで」

おいでと言われても…動けない私の腕を掴み引っ張られ、体形を崩して立花さんの胸に飛び込む形になってしまった。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ