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遠い日の約束。
第2章 動き出し運命

「本当に何もなかったんだ…」
耳元で囁かれる声はほっとしているかのようだった。
「なっ…何もないよ…」
耳朶を甘噛みされながら舌を差し込まれゾクゾクと身体は震えた。
「うん…中に入れてみて分かった…指一本でもきつい…」
「あっ…」
言い終わらないうちに、春馬の指が動き始めた。
中壁を擦るようにして、私を絶頂へと導く。
乳首を噛まれ舌で転がされながら、片方の指は私の中を暴れまわる。
「そっ…それ…ダメェ…」
一番感じる場所ばかりを責められ、もう何も考えられなくなる。
これが最後なのだということさえ忘れていた。
「いいよ。最後に俺の前で乱れてよ」
最後という言葉に現実に引き戻され、引っ込んでいた涙がまたジワリと目頭から滑り落ちる。
「泣くな…泣かれたら…手放したくなくなる…」
少しの変化でも私の心をくみ取ってくれる春馬が顔を上げて泣いている私の涙を舌で掬う。
「本当は、もう抱かないつもだった…だけど…立花と帰って行く華を見たら苦しくなった。どうしようもなくお前を抱きたくなった…自分勝手だって言われても良い…最後に華を愛したかった。俺のすべてで…だから、泣かないでくれ…笑顔で…愛させて」
絞り出すようにして春馬は自分の気持ちを言葉にする。
「春馬…」
春馬の名前を呼ぶと、そっと触れるだけのキスをする。
「華…ずっと愛してた…これからも…」
その先の言葉を飲み込み、その代わり身体全体でそれを示してくれる。
耳元で囁かれる声はほっとしているかのようだった。
「なっ…何もないよ…」
耳朶を甘噛みされながら舌を差し込まれゾクゾクと身体は震えた。
「うん…中に入れてみて分かった…指一本でもきつい…」
「あっ…」
言い終わらないうちに、春馬の指が動き始めた。
中壁を擦るようにして、私を絶頂へと導く。
乳首を噛まれ舌で転がされながら、片方の指は私の中を暴れまわる。
「そっ…それ…ダメェ…」
一番感じる場所ばかりを責められ、もう何も考えられなくなる。
これが最後なのだということさえ忘れていた。
「いいよ。最後に俺の前で乱れてよ」
最後という言葉に現実に引き戻され、引っ込んでいた涙がまたジワリと目頭から滑り落ちる。
「泣くな…泣かれたら…手放したくなくなる…」
少しの変化でも私の心をくみ取ってくれる春馬が顔を上げて泣いている私の涙を舌で掬う。
「本当は、もう抱かないつもだった…だけど…立花と帰って行く華を見たら苦しくなった。どうしようもなくお前を抱きたくなった…自分勝手だって言われても良い…最後に華を愛したかった。俺のすべてで…だから、泣かないでくれ…笑顔で…愛させて」
絞り出すようにして春馬は自分の気持ちを言葉にする。
「春馬…」
春馬の名前を呼ぶと、そっと触れるだけのキスをする。
「華…ずっと愛してた…これからも…」
その先の言葉を飲み込み、その代わり身体全体でそれを示してくれる。

