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遠い日の約束。
第2章 動き出し運命
春馬が私に見せるかのように、ゆっくりと服を脱いでいく。
そして中途半端に脱がされた私の服もきれいに取り払われる。
お互いか一糸纏わぬ姿で重なりあい、肌と肌の触れ合いがより一層繋がりを求める。
乳房を両手でもまれ、乳首を吸われれば身体は跳ね歓喜に沸く。
もっと欲しい、もっと愛されたいと貪欲に相手を欲しがり愛に溺れる。

「ああっ…もっとぉ…春馬…」

ねだれば、一番欲しいものを一番欲しい処にくれる。
春馬の指がクチュリと私の中に入り暴れ出す。

「ヤッ…それ…ンンンッ…良い……もっとぉ」

「もっと欲しい?」

耳元で囁かれ素直に欲望に従う。

「欲しい…アアッ……春馬が…ほしいぃ…」

私の言葉を聞くと、私の中から指を抜いて濡れた指を厭らしく舌で舐め、私の口もとに近づける。
その指を私は舌で舐め取る。
いつもなら、このまま春馬のモノが私を絶頂に導くのに今日は違った。
脱ぎ散らかした洋服からゴムを取り出し器用につけていく。
初めてゴムを付けた。
今まで一度もつけたことがなかったのに、どうして最後につけるのか分からなかった。
それが表情にでていたのか春馬は悲しそうな瞳で告げた。
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