この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第2章 動き出し運命
この数時間で私が誰と何をしていたのかきっと気がついている。
どうしようもなくうずくまっている私に毛布がかけられた。
そして引き寄せられ、横抱きにされ、そのまま彼の胸に顔を埋めた。

「きちんと…別れられた?」

どうして、この人は私の全てを瞬時に分かってしまうのだろう…
そして悲しみを理解してくるのだろうか…
言葉にはできなくて、小さく頷くと、抱きしめている手に力が入るのを感じた。

「良く、頑張ったね…思いっきり泣いていいよ。ずっと傍にいるから」

「あっ…甘やかさないで…ください…」

これ以上迷惑はかけられないと離れようとしても力強い力で阻止される。

「ダメ。どうせ一人で泣くんでしょ?だったら私の胸で泣けばいい…そのための胸だから…。」

優しい言葉の中に有無を言わさぬ思いが伝わる。
1人では耐えることのできない孤独に手を差し伸べられればその手を取りたいと思うのはあたりまえで、私はまた彼の胸の中で泣き続けた。
そして泣き疲れてそのまま眠りに落ちていた。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ