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遠い日の約束。
第2章 動き出し運命

舌が絡み合い、蜜交じりの卑猥な音が耳元まで聞こえる。
深いキスをしながらゆっくりと床に押し倒され、その動きで毛布がずれ肌が露になる。
しかし、それさえ気がつかない。
露になった乳房を持ち上げられ、親指と人差し指で摘まれれば甘美な声が鼻から抜ける。
「ンンンッ」
その声で、一層深くなるキス。
上手い具合に息をする隙間があるから止まることはなく長い間キスを続けた。
その甘く深い時を壊したのはスマホの着信音だった。
メロディではなく黒電話の音。
それは私のではなく、きっと立花さんのスマホ。
名残惜しそうに唇が離れ、お互いに肩で息をしながらコートの中からスマホを取り出す。
画面を確認すると溜息を付いて、強制終了をしたようだった。
露になっている私の身体を、毛布で包むと抱き起され軽くキスをされた。
「このまま家にいたら夜までキスをしそうだね。…とりあえず、シャワーでも浴びて洋服を着ようか」
そう言われ急に恥ずかしくなって逃げるようにバスルームに逃げ込んだ。
少し冷たいお湯を頭から浴びながら頭を冷やす。
一昨日から私の身に起こった出来事を思い返してみると、恥ずかしいやら情けないやらいろんな感情が入り乱れて、気持ちの整理さえできなかった。
「私…何やってるんだろう…」
大きな溜息をつきながらシャワーを終え、脱衣所に出て洋服がないことに気付く。
部屋には立花さんがいる。
また、毛布に包まって彼の目の前に行かなければならないかと思うと、またしても大きな溜息がでる。
深いキスをしながらゆっくりと床に押し倒され、その動きで毛布がずれ肌が露になる。
しかし、それさえ気がつかない。
露になった乳房を持ち上げられ、親指と人差し指で摘まれれば甘美な声が鼻から抜ける。
「ンンンッ」
その声で、一層深くなるキス。
上手い具合に息をする隙間があるから止まることはなく長い間キスを続けた。
その甘く深い時を壊したのはスマホの着信音だった。
メロディではなく黒電話の音。
それは私のではなく、きっと立花さんのスマホ。
名残惜しそうに唇が離れ、お互いに肩で息をしながらコートの中からスマホを取り出す。
画面を確認すると溜息を付いて、強制終了をしたようだった。
露になっている私の身体を、毛布で包むと抱き起され軽くキスをされた。
「このまま家にいたら夜までキスをしそうだね。…とりあえず、シャワーでも浴びて洋服を着ようか」
そう言われ急に恥ずかしくなって逃げるようにバスルームに逃げ込んだ。
少し冷たいお湯を頭から浴びながら頭を冷やす。
一昨日から私の身に起こった出来事を思い返してみると、恥ずかしいやら情けないやらいろんな感情が入り乱れて、気持ちの整理さえできなかった。
「私…何やってるんだろう…」
大きな溜息をつきながらシャワーを終え、脱衣所に出て洋服がないことに気付く。
部屋には立花さんがいる。
また、毛布に包まって彼の目の前に行かなければならないかと思うと、またしても大きな溜息がでる。

