この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第2章 動き出し運命
「それより、うちに来る準備出来てるの?」

冷たい麦茶を飲みながらさりげなく聞かれるが、すっかり忘れていた。
春馬とのことは終わったことにしても、バレルわけにはいかなかった。

「まだです…ごめんなさい。」

「別にいいよ。じゃあ、食器洗ってるから、その間に準備して。」

さっと立ち上がり、食べ終わった食器を片付けていく。
慌てて手伝おうとしても「準備をしてね」とやんわりと断られ、しょうがなく彼の家に行く準備を始めた。
だいたい一週間分ということでそれ程、荷物はなかった。
私の荷物がまとまるのと、片づけが終わるのがほぼ同時に終わった。
火元と戸締りを確認して我が家を後にする。
まさかこんな形で家を長い間空けるとは思わなかった。
たった数ヶ月だけだとういうのに寂しさがこみ上げて涙が浮かぶ。
それに気がついたのか、やさしく頭を撫でエレベーターに乗った。
電車で帰るのかと思ったけど、車で来たということで近くの駐車場まで歩いていくことになった。駐車場に到着して驚いたことに、彼の車は4WDのランドクルーザーだった。
少しイメージと違っていて驚いていると、クスクスと笑われ助手席のドアを開けられた。
恐縮しながら乗り、車は出発する。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ