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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第8章 肉体と精神
気付いたら私は自分で触っていた…クリトリスをこすっていた。

舐めながら、私は自分から触っている。

指は止まらない。

指だけじゃじれったい。

彼はさらに強く腰を動かす。
息苦しくなる…途端に口からペニスが抜ける。
思いっきり息を吸う。

指はそれでも止まらない…彼がそれを見て何か喋ってる…が私は分からない。

後ろ向きにされる…バスタブに手をつきお尻を突き出さされる。
大きいペニスが膣になかなか入らない。私はお尻をもっと突き出す。
その瞬間、私の膣はペニスを呑み込んだ。

膣から背骨。脳へと快楽の電流が走る。
膣から太もも、足の指先まで快感の電流が走る。

もっと早く!強く!
言葉には出せない。

じれったい…そう思った瞬間、下腹部から背筋に何かが走る。稲妻な級な何かが…。

すごい!
それしか思えない。

完全に私は私でなくなった。
私は私になった。
私じゃなくてもよかった。

分かる事は…気持ちいい…もっと。もっと。もっと。

もっと凄いのが下腹部から足首に…背筋に、脳みそに通ってくるのが分かる。

…あぁ、来る!…来る!……来て!

消えた…待っていたのに一瞬にして去ってしまった。

彼が呻き声と共に腰をふるのを辞めた時に。

私はちょっと訳が分からなかった。

バスルームは彼の満足そうなため息と、何事もなかったように流れるシャワーの音だけ。

私は去ってしまった感覚を惜しみつつ、彼の身体を洗った。

彼はまた色々しゃべり出した。
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