この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第10章 初月の夜も貴方と
「…やめ…て…」
雪明りで明るい昼日中に、月城の居間で身体を暴かれる辱めと羞恥…それを上回る快楽の痺れが身体の奥底から湧き上がる。

障子を開け放ち、雪見をしていたので外から中の様子はあからさまに見えているはずだ。
もちろん庭は塀に囲まれ、松の木の枝が生い茂っているので通行人から見えることはないだろうが、万が一、この家を訪問する人が現れたら…

目を疑うような淫らではしたない暁の痴態を晒してしまうことになるのだ。
…そう考えると、恐怖と羞恥と…そして、例えようもない背徳の甘美な痺れが全身を駆け巡る。

月城は暁の快楽の絡繰を知り尽くしている。
「…貴方は羞恥に身悶えれば身悶えるほどに美しく、艶めかしくなる…」
冷たい手が青白い双丘を押し開く。
「ああっ…!…いや…やめ…て…こんな…明るいところで…」
暁が子どものように嫌々をする。
双丘の狭間には薄紅色の可憐な花環が慎ましやかに閉じていた。
「…昨夜、あんなに私を受け入れて下さったのに、もうここはよそよそしく閉じてしまわれていますね…」
そう揶揄しながら、長く節高い指を挿入する。
「…んんっ…!…あ…ああ…っ…」
暁の藤色の着物の背中が弓なりに仰け反る。
「…ああ…中は相変わらず熱いですね…それに…」
勝手知ったる場所とばかりに男の指が花筒の中を大胆に侵入する。
「…まだ私の形を覚えておられるようだ…」
淫肉の縁を引っ掻くように弄る。
「…んんっ…!…やめ…て…」
暁は早くも腰を揺らめかせ始めた。
察した月城が薄桃色の耳朶に舌を這わせながら尋ねる。
「…もう、達きそうなのですか…?まだ指だけですよ…」
「…だめ…やめて…着物が…汚れる…から…」
自分の精で月城の心尽しの着物が汚れるのが、嫌だった。
「…お願い…せめて…全部脱がせて…」
はらはらと涙を零して懇願する暁を背中から覆いかぶさるように抱きしめる。
「…貴方は…本当にいじらしい方だ…。着物など、また作って差し上げますよ…だから…」
ひんやりとした手が背後から回り、暁の健気に勃ち上がった花茎を優しく握りしめた。
ゆるゆると扱かれ、暁は悲鳴を上げる。

「…ああっ…!…だ…め…」
手を重ねて振り解こうとするのに
「…もう濡らしていらっしゃる…ほら…こんなに…」
己れの花の蜜を見せつけられ、羞恥と快感に震えながら暁はきつく瞼を閉じた。


/954ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ